トラーパニ色々

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  ラ ターボラ シチリアーナ ~ シチリアでシチリア料理を学ぶ

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更新日 2008-08-01 | 作成日 2007-12-15

アフリカ大陸に一番近いシチリア最西端の街 トラーパニ


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シチリアは地中海の中心に位置する為、かつて多くの民族に狙われ、そして多くの民族に支配を受けた。トラーパニは、アラブ・ビザンチン・ノルマンの影響を強く受け、そしてそれぞれの民族が以前に残っていた文化を残しつつ、さらに新しい文化を築き上げていった為、まさに文化のクロスカルチャー地点となりました。

bandiera.jpgトラーパニってどこにあるの?

トラーパニは、イタリアの南の島、シチリア島の最西端に位置しています。シチリアの州都パレルモから約100キロ、車で約1時間ほど。トラーパニの街は、地中海に小さな半島のように突き出しているため、街の左右と突端の3方面を海に囲まれ、街の中心から海までも徒歩で行く事ができます。街にある港からは、エメラルドグリーンの海が広がるファビニャーナ島・シチリアの秘境マレッティモ島・レヴァンンツォ島の3島からなるエガディ諸島へ行く船が出ているため、夏のバカンスシーズンには、イタリアだけではなくヨーロッパ全土から美しい海を求めて人々がやってくるため、とても賑やかになります。

bandiera.jpgトラーパニの歴史

「トラーパニ」という街の語源は、ギリシャ語の「Drepanon(ドレパノン)」と言われています。「鎌」という意味で、おそらくトラーパニの街が上から見ると鎌のような形をしているからだと言われています。
地中海交易の要地として栄えたトラーパニの歴史は古く、紀元前8世紀にまで遡り、フェニキア人の市場が設置され、後のカルタゴ人(現チュニジア)都市の基礎が築かれました。やがて、シチリア西部のカルタゴ勢力が有していた広範囲の領域の中で、トラーパニはリリベオ(現マルサラ)、モツィア、パレルモと共に、もっとも重要な海軍基地となりました。
ドレパノン(現ラーパニ)はエリチェの港で商業地区だったらしく、第一次ポエニ戦争時代の紀元前260年、カルタゴ人ハミルカル・バルカスは、エリチェを破壊した後に住民をドレパノンに移し、新しく城壁や塔を建設して町の守備を固めた、といいます。
紀元前249年夏、ドレパノン付近の海戦でローマはカルタゴ軍に敗戦するが、8年後の紀元前241年、ローマ軍はエガディの海戦で決定的な勝利を得ました。その後、ローマの支配下に入ったドレパノン(現ラーパニ)は、段々衰退していき、以前のような活気を失いました。
9世紀にはアラブ人に占領され、1077年にはノルマン朝の王の直轄地として特権的な地位が与えられ、商業と海運業が発展し、アラゴンの時代までトラーパニの経済は繁栄期となった。アラゴン家は周辺地域の開発を進め、新しく街を拡張しました。

bandiera.jpgトラーパニの街と郊外

トラーパニは、旧市街と新市街の2つの地区に分かれます。鉄道の駅を境に、内陸に入っていくほうが新市街、半島の先端に向かっていくほうが旧市街。

■ 旧市街:Piazza vittorio(ピアッツァ ビットーリオ)を基点として始まる旧市街にはバロック建築が多くのこされている。Corso Vittolio Emanuele(ビットリオ・エマヌエーレ通り)にある、カテドラーレ(大聖堂)のバロック様式のファザード、そして、クリーム色に仕上げられた内部のは必見。旧市街の中にはいたるところにバロックの歴史的建築物が残されていますが、現在は学校やオフィスとして使われています。トラーパニの最先端にあたるTrre di Riny(リニーの塔)からは360度の海の風景が見渡せます。ここから見る夕陽はとても美しいことで知られます。

■ 新市街:まっすぐ一直線に続くVia Fardella(ビア ファルデッラ)が新市街のメインストリート。左右にバールやブティックなどが並びます。お店は約1キロほど続き、旧市街側から歩いて左手にベネトン(ブティック)が見えたところで終了します。1月と7月はイタリアはセール時期。この時期は、ほとんどの商品が30~50%オフになるので、ユーロ高の今でも、安心してショッピングをする事が出来ます。

■ 郊外:トラーパニの街から一歩出ると、そこはオリーブ畑やブドウ畑が続く田園地帯となります。トラーパニから内陸側(東)に向かうと、すぐに目に付くのがオリーブ畑。トラーパニ県は隠れたオリーブオイル・ワインの名産地。シチリアの太陽をサンサンと浴びたブドウやオリーブからは良質な製品が作られます。マルサラ方面(南)に向かうと見えてくるのがサリーナ(塩田)。トラーパニは古代フェにキュア人から伝わる製法で塩を作り続けていることでも知られ、地中海の澄んだミネラルたっぷりの水で作られた塩はほんのりと甘い味がします。

bandiera.jpgトラーパニのシーズン

■ 夏の海シーズン
海の町トラーパニのハイシーズンは何と言っても夏の7月中旬~8月。この時期は、街のホテルもほぼ満室となり、当日にホテルを探すのは至難の業。トラーパニだけではなく、トラーパニの港から行くことのできるエガディー諸島(ファビニャーナ島・レヴァンツォ島・マレッティモ島)もハイシーズン。普段は人も少ないこの島も、この時期ばかりは島が人で埋まる勢い。船のチケットも当日は列が出来るので前日に購入することをオススメします。9月に入ると混雑も収まり、街も普段の顔を取り戻します。

■ パスクワ(復活祭)の時期
パスクワの日程は毎年異なりますが3月中旬~4月上旬にかけてのSettimana Santa(聖週間)もシーズンのひとつ。トラーパニの「パスクワの行進」はとても盛大で、これを見るために観光客が集まってきます。当日でもホテルを探すことは可能ですが、出来るならば前もって予約をしておいたほうが確実でしょう。

■ 普段のトラーパニの顔
シーズンオフのトラーパニは至って落ち着いた街。トラーパニ県の県庁所在地であるため、街として多少の動きはあるもの、騒音も少なく街も清潔で過ごしやすい街です。
食材店・スーパーマーケット: 通常8:30(9:00)~13:00頃まで営業、その後、13:00~16:30までは一度閉まり、午後16:30~20:00まで営業するお店が多いです。(ブティックなどは10:00頃開店するお店が多いようです)そして、日曜日・祝祭日はバールやパスティッチェリア(お菓子屋さん)を除くほとんどの商店が閉まります。(一部のスーパーマーケットが午前のみ営業)
ホテル・レジデンス: 宿泊施設の多くは通年営業しています。
レストラン: 11月から2月にかけて、1ヶ月~3ヶ月(!)の長期バカンスを取るお店も少なくないので、お店に行く前に確認をしたほうが良いでしょう。
交通機関(電車・バス):平日と日祝祭日のダイヤが異なるので、移動日が日祝祭日に重なるときは要注意。

★12月~2月の間に旅行をされる方は、クリスマス休暇や新年の休暇、またはシーズンオフのためにお休みしている施設が多いので、事前に確認することをオススメします。

■ オススメのシーズン1、 夏の混雑が始まる前の6月中旬~下旬とシーズンが終わった9月
シチリアは6月中旬には既に夏真っ盛りなので、まだ人も少ない海を独り占めする事が出来ます。9月には観光客も少なくなるためオススメなのですが、海にはクラゲも出没していますので海水浴にはご注意を!

■ オススメのシーズン2、 10月下旬~11月上旬のオリーブの季節
この時期、トラーパニ近郊ではオリーブ摘みを行っています。レンタカーで旅行されている方は、道を走っていれば必ずオリーブを摘みをしている風景を見かけることでしょう。寒くも暑くもなく気候も安定しているため、海以外の目的で観光される方はこのシーズンをオススメします。

bandiera.jpg トラーパニの四季

「シチリア島は常夏」と思われている方も少なくないようですが、シチリアにはきちんと四季があります。

■Primavera(春):シチリアの春はパスクワの時期、つまり3月下旬~4月上旬にかけてやってきます。3月上旬頃から、嵐が来たり風が強く吹いたり、季節が変わり始めるのを感じます。やがて、雨量が段々減り、春がやってきます。この時期は風が強く吹くため、気温よりも寒く感じることもありますので、ウィンドブレーカーのような防寒着をお忘れなく。暖かくなったかと思うと、すぐに夏がやってくるため、実際「春だな~」と感じるのは1ヶ月強ほど。

■Estate(夏):暖かくなってきたかと思うと、5月中旬から街を歩いているだけで日焼けをするほど、陽射しが強くなってきます。海水浴は6月中旬から可能。この時期から9月下旬まで、最高気温が35度を超す日が続きます。暑い日には40度近くになることもあります。紫外線の量も多いので、日焼けには要注意。この時期、降水量は極少。雨の心配はほとんどありません。

■Autunno(秋):10月には気温が下がってきますが、まだまだ夏の延長と言った感じ。11月になるとやっと秋を感じる日がやってきます。この時期は、暑くも寒くもなく旅行するのにも適したシーズン。海が目的ではない観光をするならこの時期をオススメします。10月下旬から、トラーパニ近辺ではオリーブの収穫が始まり、この時期ならではのオリーブ収穫の模様を見かけることもできます。

I■nverno(冬):12月になると段々雨量が増えてくるとともに、気温も下がってきます。12月中は晴れた日には日中の最高気温が20度近くまで上がることもありますが、朝晩は冷え込みます。1月・2月は1年の中でも最も寒いシーズンで雨もよく降ります。

bandiera.jpgトラーパニの治安

”シチリア”というと真っ先に思い浮かぶのが「マフィア」。映画ゴッドファーザーイメージも強いせいか、街を歩くのも危ないのでは、、、と思われている方も多いようです。実際に、シチリアはマフィア発祥の土地であり、現在もマフィアがいることは確かです。ただ、マフィアが一般観光客に悪さをすることはまずありません。トラーパニは、街には警官が常に警備に当たっていて、イタリアの中でも比較的安全な街といえるでしょう。観光地でもないため大都市にいるような観光客目当ての引ったくりやダンボールを持って群がってくるジプシーなども少なく、安心して街を散歩したり買い物を楽しんでいただけます。ただし、注意が必要なのは万国共通。不用意に荷物を置きっぱなしにして席を離れたり、深夜の女性1人歩きなどは禁物。声をかけてくる男性などは比較的少ないと思いますが、もししつこい男がいたら”無視”しましょう。

bandiera.jpgトラーパニ(と近郊)の祭りとイベント

■1月上旬~6月下旬 オペラリリカ パレルモマッシモ劇場
パレルモ
マッシモ劇場でのオペラを見るチャンス。チケット予約はお早めに。

■2月上旬 アーモンド祭り
アグリジェント
アーモンドの花が満開

■2月上旬~3月中旬
(パスクワの46日前) カーニバル
シャッカ
仮装をした神輿のようなものが街を練り歩く。

■3月中旬~4月上旬
(パスクワの週) イースターパレード
トラーパニ
パスクワの行進。キリストが死んでから復活するまでの場面を20台の神輿で再現する。

■5月下旬~6月上旬 マッタンツァ漁(古代式マグロ漁)
ファビニャーナ島
古代から伝わる追い込み式マグロ漁の大スペッターコロ。海の状況によって船が出るので、運がよければ見れる。

■7月中旬~8月下旬 古代ギリシャ劇
セジェスタ
野外ギリシャ劇場で行われる。ギリシャ劇の他、有名歌手のコンサートも行われる。

■8月 サン アントニオ祭り
トラーパニ
トラーパニの守護神、サンタ アントニオの祭り。

■9月中旬 クスクスフェスタ
サン ビート ロ カーポ
世界各国のクスクスが大集合!

■10月下旬~11月中旬 オリーブ収穫
トラーパニ近郊
新オリーブオイルが味わえる。

■12月中旬~下旬 クリスマスライトアップ
各街にて
各街ご自慢のライトアップ

■12月24日深夜 クリスマスミサ
各教会にて 24日23:00ごろ~25日1:00ごろまで

■12月下旬~1月上旬 プレゼーペ ヴィヴェンテ
クストナーチ
人間プレゼピオ。昔の生活を再現。トラーパニ近郊のクストナーチの洞窟にて。

シチリアマフィアについて

シチリアはマフィア発祥の土地、それは間違いのない事実です。ただ、マフィアが一般市民に手を出すことはまずなく、現在は、マフィアの抗争に巻き込まれる、といった話もほとんど聞きません。
が、イタリアではスリやドロボウが多いのは本当の話。これは、シチリアだけではなく、ローマやフィレンツェなどの観光地、駅の近くなどでは、特に観光客を相手にしたプロのスリ集団がたくさんいます!バックをきちんと抱える、ダイヤやロレックスの様な一見して高額のものとわかるものは身に着けない、常に周りをしっかりチェックしながら歩く、夜10時以降の女性の一人歩きをしない、など、最低限の注意を払っていれば、防げる犯罪もかなり多いはず。
怖がってばかりいては、旅行も楽しめないもの。きちんと注意を払った上で行動すれば、必要以上に怖がる必要はありません。

シチリアの夏・シチリアの冬

シチリアの夏ははっきり言って相当暑いです。気温も45度まで達することもあります。ただ、湿度が低いため、体感温度は実温度マイナス5度くらいでしょうか?(個人的主観ですが、、、、)
体感温度よりも実温度が高いため、思っているよりも体から水分が蒸発していきます。熱中症を防ぐためにも、こまめに水分の補給は忘れずに行ってください。そして、正午~午後3時くらいの、一番気温が上がる時期には、太陽の下に長時間いないことをお勧めします。午後5時くらいからは多少風が吹き始め気温も少し下がるので、散歩や買い物などに最適。
日焼けをしたくない人は、日焼け止め・防止などをお忘れなく!昼間、外を歩いているだけで、相当日焼けします、、、。

シチリアの冬は、12月頃から本格的に始まります。もっとも寒いのは1月~2月にかけて。この期間は雨が降ることも多く(1日中、雨が降り続けることはめったにありませんが、、、)、気温もさがります。トラーパニでは最低気温は8度くらいと極寒ではないものの、風が吹くと気温よりも寒く感じます。ホテルでは、暖房設備が整っていないところもあるので、防寒着はお忘れなく。ホカロンなどを持ってくると、寒くて寝れないとき、手が冷えるときなど、相当便利です。

イタリアで電話をかけるには?

電話をかける手段としては、公衆電話が一番手軽でしょう。
①駅の売店や街のTabacchi(タバッキ、「T」と書いてある看板のある小さな売店)で、「Carta Terefonica(カルタ テレフォニカ)」と言って、テレフォンカードを購入。
②左上の三角の点線部分を切り離す。
③公衆電話を見つけ、カードを挿入。茶色のバーコードみたいのが着いているほうを上にして入れます。
④電話番号を押す。(たいていの公衆電話はは「OK」と書いてあるボタンを押す必要があります。)

イタリアに長期滞在される方は携帯電話を買うのも一つの手段。イタリアの軽帯電話は日本のように「月契約」ではなく、「プリベイド方式」。つまり、チャージをした分のみ使用する事が可能。チャージ金額は、3ユーロ~50ユーロ(各オペレーターにより異なるので要確認)。ただし、電話本体は最低50ユーロくらいからと、日本のように0円というものはほとんどありません。携帯電話の購入は、身分証明としてパスポートが必要となります。大抵の携帯ショップではパスポートのみで購入できますが、一部のお店では「Codice Fiscale(コーディチェ フィスカーレ)」といって、個人の税金コードを要求される場合があります。その場合には、他の携帯ショップに行って、再チャレンジしてみましょう!