トラーパニの食文化
歴史上、様々な民族が通り過ぎていったシチリア。そしてそれぞれの民族が足跡を残していきました。ここトラーパニも例にもれず、アラブ人、ノルマン人、などなど、多くの民族が様々な独自の食文化を残していきました。ここでは、トラーパニを代表する料理や食材をご紹介します。
北アフリカから伝わる”Cous Cosu(クスクス)”
古代製法で作るトラーパニの”塩”
幻のにんにく ヌッビアの”Aglio rosso(赤にんにく)”
青リンゴ風味の”Olio di Oliva(オリーブオイル)”
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更新日 2008-08-01 | 作成日 2007-12-15
歴史上、様々な民族が通り過ぎていったシチリア。そしてそれぞれの民族が足跡を残していきました。ここトラーパニも例にもれず、アラブ人、ノルマン人、などなど、多くの民族が様々な独自の食文化を残していきました。ここでは、トラーパニを代表する料理や食材をご紹介します。
北アフリカから伝わる”Cous Cosu(クスクス)”
古代製法で作るトラーパニの”塩”
幻のにんにく ヌッビアの”Aglio rosso(赤にんにく)”
青リンゴ風味の”Olio di Oliva(オリーブオイル)”
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クスクスというと、日本では「スーパーで売っている箱に入った乾燥した粒々状のもの」と思われがちです。トラーパニでは、あの箱のクスクスが使われる事はまずありません。クスクスは右の説明にもあるように、パスタの原料と同じセモリナ粉と水をあわせて粒々状にしたものを、蒸して作られます。日本で売られている「箱に入ったクスクス」は、一度蒸されたものを更に乾燥させて箱に入れているのです。言って見れば”インスタントクスクス”。
粉から手作りしたクスクスは、やはり風味と食感が違います。トラーパニのマンマ達は「箱に入ったクスクスは邪道だわ」と言い、大切な家族のためにやはり粉から手作りするのが、家庭の伝統だそうです。
1年の間に、塩の収獲が出来るのは、たったの1回。古代式の製法では、太陽の力を借りて塩を作るので、暑い夏にのみ収獲が行なうことができます。
まず、塩作りは、3月下旬頃から始まります。海に一番近い塩田(第一の塩田)に海水を引き込みます。そこの塩田で、塩の濃度が少し上がるまで天日干しします。次に少し陸に近い、第二の塩田に第一の塩田から少し濃度の上がった海水を移します。それと同時に、第一の塩田に海から新たに海水を引き込みます。第二の塩田の海水は、更に濃度が上げられ、第三の塩田に移されます。第三の塩田では、最終的に結晶化するまで天日で干され、塩が結晶化してきたら、スコップで小さな山に積み上げていきます。こうして収獲された塩は、翌年の春まで寝かされて、エグミを抜き、初めて出荷されます。
塩の収獲が見れるのは、6月下旬~9月中旬頃まで。1年という長い月日をかけて手作りで作られた塩は、とてもマイルドでどことなく甘みを感じます。
オリーブの品種は100種類以上あると言われています。実際、シチリアの中でも地域によって植えられている品種が違います。
トラーパニ近辺では、Cerasuola(チェラスォーラ)、Nocellara(ノチェッラーラ)、Biancolilla del Belice(ビアンコリッラ デル ベリチェ)の3種が多く植えられています。
当然、品種によって、作られるオリーブオイルの風味も変ってきます。
一般的に、トラーパニ近辺で作られるオリーブオイルの特徴は、「爽やか、青リンゴの香り、トマトの香り」と言われています。